【9月20日 AFP】ベネズエラ政府は19日、今週末に予定しているニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領の訪中で、大統領を乗せた飛行機が米国の領空を通過する許可を申請したところ、米政府に拒否されたことを明かした。

 ベネズエラのエリアス・ハウア(Elias Jaua)外相は記者団に対し、大統領機が大西洋上の米領空を通過する権利は認めないとする米当局の通知をベネズエラ政府が受け取ったと述べ、米国の決定を「侮辱」だとして非難した。「北米の帝国主義がまたしてもベネズエラ政府を侮辱した。他国を訪問する大統領を乗せた飛行機が領空を通過する権利は誰にも否定できない。領空通過を拒否する正当な議論など存在しない」

 マドゥロ大統領に同行して北京(Beijing)を訪問することになっているハウア外相は、今回の米国の決定は、米当局職員のミスによるものだとし、同当局が「間違いを正す」ことを期待すると述べた。マドゥロ大統領は訪中を遅らせることができないため、政府は現在、他の飛行計画を模索中だという。

 ベネズエラと米国は、今年3月に死去したウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領が政権の座についていた14年の間にしばしば対立しており、2010年以降、両国の大使は不在となっている。(c)AFP