【9月18日 AFP】オーストラリアのトニー・アボット(Tony Abbott)自由党(Liberal Party of Australia)党首(55)が18日、就任宣誓式に臨み、正式に首相に就任した。6年間の労働党(Labor Party)政権が終結した。

 自由党と国民党(The Nationals)の保守連合を率いるアボット氏は首都キャンベラ(Canberra)でクエンティン・ブライス(Quentin Bryce)総督から任命を受けた。

 保守連合は、労働党政権が導入した炭素税や鉱業税の廃止の他、有給育児休暇制度の実施や、ボートでやってくる亡命希望者の制限などを公約に掲げ、7日投票の下院選挙に勝利した。

「きょうは儀式の日だけでなく、行動の日でもある。オーストラリアの国民は、われわれに直ちに仕事に取りかかることを期待しており、この政権はまさにそれをやるつもりだ」とアボット新首相は声明で述べた。(c)AFP