【8月15日 AFP】先月3年ぶりに再開したイスラエルとパレスチナによる直接和平交渉で14日、両者の交渉担当者による本格的な協議が行われたとイスラエルのメディアが報じた。協議は5時間ほどに及んだという。

 イスラエルのヘブライ語日刊紙ハーレツ(Haaretz)の外交担当記者は、短文投稿サイト、ツイッター(Twitter)を通じて、両者は数日後に協議を続けることで合意したと伝えた。

 イスラエルのテレビや新聞によると、協議はエルサレム(Jerusalem)の非公開の場所で行われたという。

 民放テレビ、チャンネル10(Channel 10)は、イスラエルとパレスチナの交渉担当者は次回の協議で核心となる議題に入るため、14日の協議では交渉の枠組みについて話し合うと伝えた。次回の協議については「2週間以内にエリコ(Jericho)で開催される予定」と報じている。

 だが、パレスチナ側が将来の独立国家の領域と位置付けている土地にユダヤ人入植住宅数千戸の新規建設を許可したイスラエル政府の計画が、和平交渉に影を落としている。

 イスラエルは14日、パレスチナ人受刑者26人を釈放する一方で、占領地でのユダヤ人入植者向け住宅建設を推進していくと表明している。(c)AFP/Steve Weizman