【8月7日 AFP】イランのハサン・ロウハニ(Hassan Rowhani)大統領は6日、3日の就任後初めて記者会見し、同国の核開発問題に関する「真剣な」協議を速やかに開始する用意があると述べた。一方で、米国内で上がっている対イラン制裁の強化を求める声については、理解の欠如の表れだとの見方を示した。

 ロウハニ師は、イランの権利を放棄するつもりはないとしながらも、「私はイランの大統領として、この問題を解決する政治的意志があることをここに宣言すると同時に、相手側の懸念も考慮する」と述べ、欧米諸国の懸念を和らげたい考えを示した。さらに、「われわれは相互の働き掛けと対話を重視する国民であり、相手側の用意が整っているのであれば、真剣に、また時間を無駄にすることなく取り組んでいく」と述べた。

 ロウハニ師は2000年代前半、改革派のモハマド・ハタミ(Mohammad Khatami)元大統領時代に核協議の交渉責任者を務めた経験があり、欧米の指導者は長引く核協議により建設的なアプローチが用いられることへの期待を表明している。

 一方で同氏は、イランが核拡散防止条約(Nuclear Non-Proliferation Treaty)にのっとったものだと主張する核エネルギーの平和的利用の権利を放棄するつもりはないと明言。また同氏が核交渉責任者だった約10年前に中断され、欧米の懸念の中心となっているウラン濃縮活動についても、完全に中止するつもりはないと述べた。

 さらにロウハニ師は、米国のホワイトハウス(White House)が誠実な対話であれば「快く応じる」とする一方で、同国上院が制裁の強化を求めていることについて、「矛盾するメッセージ」だとして非難し、「米国の対応については、言葉ではなく行動の方を信じる」とした。(c)AFP/Farhad Pouladi