【6月29日 AFP】米カリフォルニア(California)州の連邦高裁は28日、州内で同性婚を禁止していた法律を無効とした。これを受け、同州のサンフランシスコ(San Francisco)やロサンゼルス(Los Angeles)の市庁舎では、同性カップルが次々と結婚式を挙げた。

 カリフォルニア州では2008年に短期間だけ同性婚が認められたが、同年に行われた住民投票で、結婚を男女間に限定し同性婚を禁ずる規定を盛り込んだ州憲法の修正案「提案8号(Proposition 8)」が可決された。これに対し、2組の同性カップルが提訴。連邦最高裁は今月26日、この規定が合衆国憲法に違反するとした下級審の判断を、事実上維持する判決を下したため、同性婚が同州で再び解禁されることとなった。(c)AFP