【6月28日 AFP】米当局による市民監視プログラムの存在を暴露した米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者(30)について、ロシア通信(RIA Novosti)は27日、関係筋の情報として、有効な渡航証明書類を持ち合わせていないためモスクワ(Moscow)のシェレメチェボ(Sheremetyevo)国際空港を離れることができない状況だと報じた。

 スノーデン容疑者のはっきりした所在は現在、不明。少なくとも一時はターミナル「E」内の乗り継ぎ区域にある、乗り継ぎ便までの待ち時間が長い旅客が利用するカプセルホテル「ボズドゥシュニ・エクスプレス(Vozdushny Express)」に滞在していたとみられている。

 スノーデン容疑者は中米キューバのハバナ(Havana)に向かう可能性が高いとされているが、27日のハバナ行きアエロフロート(Aeroflot)便には搭乗しなかった。(c)AFP