【6月10日 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相は9日、参議院議員選挙を来月21日に実施すると明言するとともに、景気低迷が続く場合は来年予定している消費税率の引き上げを遅らせる可能性をにじませた。

 首相はNHKの生放送番組のインタビューで、秋に成長戦略の第2弾として「思い切った投資減税」を決める考えを示した。

 現行5%の消費税率については、来年は8%、15年には10%に引き上げるのが基本方針だと強調した上で、経済は生き物であり、実体経済を上向きにして力強い成長に道筋をつける必要があると発言。「(消費増税が)経済成長の足かせになってはいけない」と述べ、秋に経済指標を検討しながら判断すると付け加えた。(c)AFP