【5月22日 AFP】ロシアの要人警護を任務とする連邦警護庁(FSO)は、元職員の男性がクレムリン(Kremlin)にあるウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の執務机に座ってポーズをとっている写真がメディアに出回ったことを受け、調査を開始した。同庁高官が21日、述べた。

 アレクセイ・ウスティムチャク(Alexei Ustimchuk)氏がプーチン大統領の使う巨大な机の後ろにちょこんと座る画像は、インターネットで急速に広まった。ネットでは、一般の従業員にこのようなことを許した警備の甘さに、人々が驚きの声を上げた。

 最初にこの画像を公開したのは露タブロイド紙モスコフスキ・コムソモレツ(Moskovsky Komsomolets)。写真は、プーチン大統領のクレムリンの執務室にそっくりの、ロシア国旗と2脚の肘掛けいすを備えたウッドパネルの壁の部屋にいる若い男性を写している。

 FSOの広報担当者は21日、AFPの取材に「これらの写真が本物かどうか確認しているところだ」と語った。

 米国のシークレットサービス(大統領警護隊、US Secret Service)に相当するFSOは、プーチン大統領ら要人の警護を任務としている。

 モスコフスキ・コムソモレツ紙は、写真の入手先を明らかにしなかったが、2004~11年にかけてFSOの通信部門の職員だったウスティムチャク氏が、「女性の気を引くために」この写真を出会い系サイトに投稿していたと報じた。

「大統領の書斎に直接アクセスできるキャプテンを求めていない女性がいるだろうか?」とモスコフスキ・コムソモレツ紙は皮肉っている。

 ウスティムチャク氏は現在、ロシアの実業家の息子を誘拐した事件に関与した罪で、軍事法廷で有罪を言い渡され、服役中だ。(c)AFP