【5月20日 AFP】米政権の不祥事が続くなか、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が安定した支持率を維持していることが、19日に発表された最新の世論調査結果で明らかになった。

 米テレビCNNとORCインターナショナル(ORC International)が17~18両日に米成人923人を対象に行った調査によるとオバマ大統領を支持するとの回答は53%、不支持との回答は45%だった。

 オバマ政権は、昨年リビア・ベンガジ(Benghazi)で起きた米領事館襲撃事件での対応の不手際、AP通信(Associated Press)に所属する記者の通話記録の極秘入手、米内国歳入庁(Internal Revenue ServiceIRS)が保守系団体からの免税申請を厳格な特別審査対象としていた問題と、ほぼ同時期に3つの政治スキャンダルの火消し対策を迫られた。だがオバマ大統領の支持率は4月初めに実施した調査の51%から微増しており、安定した支持を得ていることが判明した。(c)AFP