【5月18日 AFP】北朝鮮は18日、短距離ミサイル3発を日本海に向けて発射した。韓国国防省が発表した。軍事演習の一環だとみられる。

 韓国国防省の報道官がAFPに語ったところによると、北朝鮮は短距離ミサイルを午前中に2回、午後に1回発射し、いずれも日本海に落下したという。

 米韓海軍は13、14日の両日、米原子力空母ニミッツ(USS Nimitz)などが参加する合同軍事演習を実施した。これについて北朝鮮は、挑発であり戦争のリハーサルだと非難していた。

 北朝鮮は、4月15日の故金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)主席の生誕記念日に向けて朝鮮半島の緊張が高まる中、中距離弾道ミサイル「ムスダン(Musudan)」2基の発射準備を整えていた。

 北朝鮮が2月に核実験を実施したことを受けて朝鮮半島情勢は緊張した。米韓当局者は、ムスダンが発射されることがあればあらためて緊張が高まると懸念していたが、米国防当局者は先週、北朝鮮がムスダン2基を発射台から撤去したと語っていた。(c)AFP