【5月7日 AFP】米国防総省は6日、議会向けにまとめた中国の軍事動向に関する年次報告書の中で、2012年に中国は米政府のコンピューターネットワーク侵入などのハッキング活動を確実に強化し、米国の外交政策や軍事力に関する詳しい情報の入手を試みたと指摘した。

 これまでにオバマ政権が中国のサイバースパイ活動を批判したときは米企業を対象としたハッキングを問題にすることが多かったが、中国のサイバー活動は民間企業だけではなく米政府機関も標的にしているという認識を米政府がこれほど率直に示したのは今回が初めて。(c)AFP/Dan De Luce