【4月18日 AFP】ニュージーランド議会は17日、同性同士の結婚を認める婚姻法改正案を賛成77、反対44の賛成多数で可決した。同国はアジア太平洋諸国で同性婚を認める初めての国となった。

 可決されたのは1955年に制定された婚姻法の改正案で、結婚は性別、性的指向、性自認にかかわりなく2個人が行うものと定義している。

 人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights WatchHRW)によると、国全体で同性婚が認められたのはニュージーランドが13か国目。同国では1986年に同性愛が非犯罪化され、2005年には同性カップルにも結婚に準じた権利を認めるシビル・ユニオン制度が始まった。同性婚支持派は合法化に向けた運動を数十年にわたり行ってきた。

 HRWによると、これまでに同性婚が認められていた国は、オランダ、ベルギー、カナダ、南アフリカ、アルゼンチン、スペイン、ポルトガル、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランド、そして今月法改正が行われたウルグアイの12か国。(c)AFP/Neil Sands