【3月4日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領が、3日付の英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)に掲載されたインタビューで、反政府軍との交渉に前向きな姿勢を見せつつ、退陣についてはあらためて否定した。

 首都ダマスカス(Damascus)の大統領宮殿で先週収録された貴重なインタビューで、アサド大統領は「武器を置いた勢力を含め、われわれは誰とでも交渉する用意ができている」と語った一方、あらためて政権を放棄する意思がないことを示した。「私が去れば戦闘が終わるという考えは、まったくばかげている。(指導者が降ろされてもいまだ戦いのやまない)リビアやイエメン、エジプトを見れば明らかだ」

 国連によれば、すでに2年以上におよぶシリア内戦の死者は7万人を超えると推定される。 (c)AFP