【11月19日 AFP】(一部更新、写真追加)ミャンマーを初訪問したバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は19日、ヤンゴン(Yangon)市内の湖畔にある、ミャンマー最大野党・国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)党首の自宅を訪ね、会談した。かつてスー・チー氏はこの自宅で、軍事政権によって20年近く軟禁状態に置かれていた。

 スー・チー氏は会談後、オバマ氏と並んで記者会見し、「移行期において最も難しいのは、成功が目前にあると考えたときだ」「成功の幻想に惑わされないよう、私たちは慎重に慎重を重ねる必要がある」と述べた。

 一方のオバマ大統領はミャンマー訪問の最終的な目的について「民主化の流れを維持すること」と発言。信頼できる政府機関の設立や法の確立、さらには民族紛争の解決、教育・健康保険・雇用機会の拡大などを挙げ、「改革がこのまま推進されるならば、米国はミャンマーとの関係を強化し、成功に必要なあらゆる支援を行うことができると確信している」と述べた。(c)AFP