【11月15日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の隣人になりたいと切に願う億万長者のあなたに朗報だ。オバマ大統領がシカゴ(Chicago)に持つ別邸に隣接する土地が売りに出される。

 この空き地はシカゴ南部、サウス・グリーンウッド・アべニュー(South Greenwood Avenue)5050番地の角地で、まだ正式には売り出されていない。だが不動産会社「@properties」の担当者によると、土地所有者は2008年3月に67万5000ドルで購入したこの土地を、89万9000ドル(約7300万円)で売却したいと考えている。

 担当者はAFPに「大統領の家の管理人とシークレットサービスを通じて、大統領夫妻に隣の空き地を購入する意思はないかと問い合わせましたが、そのつもりはないとのことでした」と話している。「市場がこの土地にどの程度の関心を示すか、様子を見ているところです。所有している土地の隣の区画が売りに出た大統領は、そう何人もいませんからね」

 オバマ宅の反対側にある隣家は2年前、市場価格を大幅に上回る140万ドルで売却された。歴史的な街並みが残るシカゴ市サウスサイド(South Side)のケンウッド(Kenwood)地区には新たに建物を建築できる土地がほとんどないことも、この土地の価格を押し上げるとみられている。

 大統領と家族がこの家に泊まることはほとんどないが、通りは住人とその訪問客以外が出入りできないようにシークレットサービスが閉鎖しており、売りに出される空き地もシークレットサービスが管理している。(c)AFP