【11月7日 AFP】米大統領選挙の投票が始まった6日、再選を目指す民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領はイリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)の選挙事務所からのサプライズ電話で、激戦州ウィスコンシン(Wisconsin)の選挙ボランティアに感謝の意を伝えた。

 選挙活動を追う記者らによると、オバマ大統領は現地時間午前9時(日本時間7日午前0時)ごろ、シカゴのハイドパーク(Hyde Park)にある自宅近くの選挙事務所を訪れ、スタッフから拍手喝采を受けた。
 
 オバマはブルーのスーツの上着を脱いで椅子の背もたれに掛け、「さあ、仕事を始めよう。票を集めないといけない」と激励。そして、選挙スタッフ4人と一緒にテーブルに着き、携帯で電話を掛け始めた。「アニーさんですか?バラク・オバマです」

 ウィスコンシン州のボランティアスタッフ5人に電話をかけ終わると、オバマ氏は「データ調整係兼料理担当」のジル・モレ(Jyl Molle)さんに電話した。「ジルさんですか。バラク・オバマ、あなたの大統領です。あなたはとても本当に良く働いてくれているから、お礼を言わなければいけない。いや、本当に。今、マディソン(Madison)の優秀なボランティアに電話をかけているところなんだ」

 ジルさんはどうやら他の人に電話を代わったようで、オバマ氏はもう一度挨拶し、「あなたたちは本当に大活躍している。誇りに思う」と話した。(c)AFP