【9月4日 AFP】2012年米大統領選挙の共和党指名候補ミット・ロムニー(Mitt Romney)氏の支持率が、前週末に幕を閉じた全国大会後も横ばいであることが、3日発表の世論調査結果で明らかになった。

 米世論調査会社ギャラップ(Gallup)が毎日更新する世論調査によれば、共和党大会閉幕翌日の8月31日と翌9月1日の時点の支持率は、11月の選挙で再選を目指す民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が47%、ロムニー氏が46%だった。

 共和・民主両党の全国大会後は各大統領候補の支持率が大幅に上がるのが通例とされているがロムニー氏の支持率にその動きは見られず、両氏の支持率が拮抗(きっこう)している状況は続いている。

 フロリダ(Florida)州タンパ(Tampa)で開かれた共和党全国大会でロムニー氏が行った指名受諾演説は少々冷めた反応で迎えられた。演説の内容が「良かった」または「素晴らしかった」と答えた米国人は38%にとどまり、共和党候補の指名受託演説としては1996年大統領選でのボブ・ドール(Bob Dole)候補以来の低い支持率となった。

 オバマ大統領は6日、ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)で開催される民主党全国大会で指名受諾演説を行う予定になっている。(c)AFP