【5月14日 AFP】世界各地の亡命ウイグル人らを纏める「世界ウイグル会議(World Uighur Congress)」の代表大会が14日、東京都内で5日間の日程で始まり、世界各地から約200人の亡命ウイグル人たちが集まった。

 来日した世界ウイグル会議のラビア・カーディル(Rebiya Kadeer)代表は、「世界の大国になりつつある中国の政府は、同化政策を唱えながら、最終的に先住民族を排除しようとしている」と批判。中国的な共産主義や民主主義、人権政策は「時代遅れ」であり、現代民主主義においては許されないとして、ウイグル人のほか内モンゴル、チベットなどの人々に対する「強制的な同化政策をやめ、民主主義と和平を追求することが中国に残された唯一の道だ」と訴えた。

 世界ウイグル会議を「分離派組織」とみなす中国側は、2009年の来日時に続き今回もカーディル氏にビザを発行した日本政府を強く非難している。(c)AFP