【4月13日 AFP】韓国国防省は13日、北朝鮮が同日朝発射した衛星打ち上げロケットは空中で爆発し、韓国沖の黄海(Yellow Sea)に落下したと発表した。

 国防省は、「ロケットは打ち上げから1~2分後に空中で爆発した。したがって、北朝鮮の事実上のミサイル実験は失敗とみなされる」との声明を発表した。

 同国防省によると、ミサイルは高度151キロまで達したが、韓国の白ニョン島(Baengnyeong Island)沖の黄海上の北朝鮮との境界付近の上空で爆発して分解。20個あまりの破片となって落下した。ミサイルは最高高度に達する前から分解し始め、落下しながら再度爆発したという。

 ミサイルの破片は韓国西部・平沢(Pyeongtaek)市から西に100~150キロ離れた広い範囲に落下したが、これまでのところ、残骸による被害の報告はないという。(c)AFP