【3月9日 AFP】国連(UN)が定める「国際女性の日(International Women's Day)」の8日、世界各地では女性の権利や地位向上を訴えるデモ行進が行われた。

 前年発足したばかりの国連女性機関(UN Women)のミシェル・バチェレ(Michele Bachelet)事務局長は、AFPの取材に「性差別の心配が全くない国などない」と指摘。賃金格差や機会不均等、若年での強制結婚や女性への暴力などを例に挙げ、特に農村地域での著しい女性差別がが改善すれば子どもの栄養失調の減少につながるとして、性差別の撤廃を訴えた。バチェレ氏はかつてチリ初の女性大統領を務めた。(c)AFP