【2月1日 AFP】スロバキアの連立政権の一角を担う「自由と連帯(SaS)」の国会議員17人が、国会議員の刑事免責特権の廃止を訴えてヌードになった。

 スロバキアの国会議員は、4年間の任期中は刑事免責特権が認められており、飲酒運転の刑罰を免れた議員も多い。SaSは政治家の刑事免責特権をなくすべきだと主張しており、今回はそのキャンペーンの一環でヌード撮影を行った。

 一糸まとわぬ議員たちが「政治家から免責特権を剥ぎ取ろう」と書かれた横断幕を掲げる写真は、SaSのフェイスブック(Facebook)ページや同国最大のタブロイド紙「Novy Cas」にも今週掲載された。

 SaSは2010年、刑事免責を含む政治家の特権を廃止するための国民投票を提起したが、投票率が低かったために成立しなかった。SaSが首都ブラチスラバ(Bratislava)にある議会に出した動議の採決を控え、自身もヌードになったSaSのマルティン・フレン(Martin Chren)議員は「議会は今回が3月10日の選挙前最後の会期なので、刑事免責をなくす最後のチャンスだ」と語った。(c)AFP