【1月20日 AFP】米大統領選の共和党の指名候補を目指していたリック・ぺリー(Rick Perry)テキサス(Texas)州知事(61)は19日、指名争いから撤退し、ニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長の支持に回ると発表した。

 サウスカロライナ(South Carolina)州の予備選を21日に控え、ギングリッチ氏が最有力候補のミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事に肉薄してきているため、ぺリー氏の撤退は指名争いで大きな意味合いを持ちそうだ。

 強気の発言で知られるぺリー氏は、共和党の中核を成す支持層からの待望論を受け、昨年8月に出馬表明した。一時は反ロムニーの急先鋒として支持率でトップに立ったが、討論会では政策に疎いことが露見し、失言も相次いでいた。

■アイオワ州の党員集会、「サントラム氏勝利」と修正

 なお、今月3日に行われたアイオワ(Iowa)州の党員集会でロムニー氏の勝利を発表していた同州の共和党は、リック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員がロムニー氏を34票上回っていたと修正した。

 だが、8つの投票区で票を紛失しているため、最終確定結果は発表されない可能性がある。(c)AFP

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