【1月14日 AFP】タイ政府当局は13日、イスラム教シーア(Shiite)派組織ヒズボラ(Hezbollah)と関連のあるレバノン人1人を拘束したと発表した。米国大使館はこれに先立ち、バンコク(Bangkok)でテロ攻撃が起きる恐れがあるとの警告を発していた。

 在タイ米大使館はホームページ上の緊急連絡事項で、「外国のテロリストが近い将来、バンコクの観光地での攻撃を企てている可能性がある」とし、米国市民に対し、欧米人が多く集まる場所へ行く際には注意するよう呼び掛けた。

 匿名を条件に取材に応じたタイ政府当局者は、年明け前にイスラエルからテロ攻撃の可能性について情報を得ていたと明かした。もう1人の容疑者は既にバンコクを離れたという。

 AFPの電話取材に対し、タイのチャルーム・ユーバムルン(Chalerm Yubamrung)副首相は、「取り調べのため容疑者の身柄を確保した」と述べた。(c)AFP