【1月2日 AFP】イラン原子力庁は1日、同国の科学者が「国内のウラン鉱床から製造した初の燃料棒の性能試験を行った」とウェブサイトで発表した。

 原子力庁のウェブサイトによると、イラン当局はテヘラン(Tehran)にある研究用原子炉に燃料棒を挿入し、性能試験を行ったという。

 テヘランにある原子炉は、ウランの20%濃縮が必要とされる。これは、ロシアが建造したイラン南部ブシェール(Bushehr)にある原子炉よりもはるかに高い濃縮だ。ブシェール原発では、ロシアから供給される燃料を使っており、使用済み燃料はロシアに戻されている。

 西側各国政府は、イランが燃料棒を製造する技術を保有していることに懐疑的な見方を示している。(c)AFP