【12月8日 AFP】4日のロシア下院選で与党「統一ロシア(United Russia)」が票を操作したとされる問題で、ソ連崩壊時の大統領だったミハイル・ゴルバチョフ(Mikhail Gorbachev)氏は7日、選挙をやり直すよう呼び掛けた。

 ゴルバチョフ氏はインタファクス(Interfax)通信の取材に対し、「多くの操作や改ざんがあった。選挙結果は国民の意思を反映していない。したがって(政権が)下すべき決断はただ1つ。選挙結果を無効にして選挙をやり直すことだ」と述べた。

 選挙不正疑惑に対しては国際的な非難が高まっている。ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官と欧州連合(EU)のキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は「深刻な懸念」を表明。アンゲラ・メルケル(Angel Merkel)独首相も7日、疑惑の解明を求めるとともに選挙への抗議デモを弾圧しないよう訴えた。(c)AFP/Stuart Williams

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