【10月12日 AFP】ウクライナの裁判所が11日、2009年にロシアとのガス契約で職権を乱用した罪に問われたユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相に禁錮7年の実刑判決を言い渡したことを受けて、欧州連合(EU)は、ウクライナが目指すEUとの協定締結に「深刻な影響」を及ぼす恐れがあるとの声明を発表した。

 EUのキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表は「EUは判決に深く失望している」と述べ、ウクライナに対する外交方針を見直す考えを表明した。

 人権団体はティモシェンコ前首相への判決について、見方の偏った裁判所による、政治的動機に基づいたものだと強く非難している。(c)AFP/Claire Rosemberg

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