【8月11日 AFP】韓国国防省は10日、北朝鮮が黄海(Yellow Sea)の延坪島(Yeonpyeong-do)付近に2度の砲撃を行い、韓国軍が応射したと発表した。

 同省によると、同日午後1時に北朝鮮の砲弾1発が海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の近くに着弾。延坪島の韓国海軍は警告放送のあと、3発を応射した。同午後7時46分には北朝鮮が再びNLLに向けて砲弾2発を発射し、うち1発がNLL付近に着弾した。韓国海軍は3発を応射したという。

 北朝鮮は、砲撃を完全否定している。国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は11日、砲撃音とされるものは建設現場で通常行われる発破の音であるとした上で、韓国による「でっち上げ」を非難。その一方で、今月予定されている米韓合同軍事演習との関連性を指摘した。(c)AFP/Lim Chang-Won