【7月5日 AFP】米大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)は4日、米テレビFOXニュースチャンネル(Fox News Channel)の公式ツイッターからバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の暗殺を伝える一連のデマが流された事件について、ツイッターのアカウントに何者かが侵入したものとして調査中であることを明らかにした。

 FOXニュース側も、同日午前2時ごろから、「悪意のある虚偽のつぶやき」が「@FoxNewspolitics」のアカウントから連続して投稿されたことを認めた。最初のつぶやきは「バラク・オバマがたった今亡くなった。大統領は死んだ。悲しい7月4日になった」というもので、この直前にはアカウントへのハッキングに成功したことをにおわせるつぶやきが「ハッピーな4日」という文言とともに投稿されていた。
 
 一連の投稿が数時間後に削除されるまでの間に、投稿はツイッター上で数千回「リツイート」され、「オバマ大統領が遊説先のアイオワ(Iowa)州のレストランで銃弾2発を受けて死亡した」という内容の速報が世界中で流れる事態を招いた。

 なお、大統領はこの時、独立記念日を家族らと共に過ごすべく、ワシントンD.C.のホワイトハウスにとどまっていたという。(c)AFP