【6月14日 AFP】米上院外交委員会東アジア太平洋小委員会のジム・ウェッブ(Jim Webb)委員長(民主党)は13日、南シナ海での領有権紛争で実力行使する中国を非難し、中国に平和的解決を求める決議案を本会議に提出した。

 決議案には、「米軍は南シナ海における航行の自由を主張し、航行権を擁護する」との文言も入っている。ウェッブ氏は個別の領有権紛争について米国の立場を明確にすべきだとは言っていないものの、領有権問題において米国が「明確なシグナル」を送り、各国との共同作業で解決に導くべきだと述べた。

 中国は近隣諸国との間で多くの領有権問題を抱えており、領有権をめぐる争いは増加傾向にある。一方、米国は自国が直接かかわらない領有権問題については、立場を明確にしないという態度をとり続けている。(c)AFP/Shaun Tandon