【5月26日 AFP】イスラエルとパレスチナの中東和平交渉の再開を目指し、1967年の第3次中東戦争以前に戻した境界線を交渉の前提とするというバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の提案と、これを拒絶したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相について、イスラエル紙マーリブ(Maariv)が25日に発表した世論調査の結果、国民の約6割が「首相はオバマ大統領の提案を受け入れるべきだった」と考えていることが明らかになった。

 同紙の調査結果によると「ネタニヤフ首相は、(オバマ)大統領提案に無条件で支持を表明すべきだった」と考えている人が全体の10%、「条件付きで」支持すべきだったと考える人が46.8%で、合わせて56.8%の人が「オバマ提案を受け入れるべきだ」と考えていた。

 一方、オバマ提案に対し、ネタニヤフ首相は反対を表明すべきだったとした人は36.7%だった。

 調査はマーリブ紙のためにイスラエルの調査機関Telesekerが450人を対象に実施した。(c)AFP

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