【5月7日 AFP】自民党の塩崎恭久(Yasuhisa Shiozaki)元官房長官は6日、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)のシンクタンク「スティムソンセンター(Stimson Center)」で講演し、経済成長を果たすだけでなく、福島第1原子力発電所で起きた事故から「逃げない」姿勢を世界に示すことができるとして、福島県に国会を移転すべきだと主張した。

 塩崎議員は、「国会の福島県移転を提案する。世界に対してわれわれがこのメルトダウン問題から逃げるつもりがないというメッセージを送る」と主張。唐突に感じられるかもしれないが、首都機能移転問題の対策の1つとして考えるべきだと述べ、「福島を元気づけ、景気を活気づけるために、この地域に(国会移転を)選択するのはいかがだろうか」と呼びかけた。(c)AFP