【2月20日 AFP】韓国の聯合ニュース(Yonhap News)は20日、韓国政府高官の話として、北朝鮮が北部の咸鏡北道(North Hamgyong Province)豊渓里(Punggye-ri)の核実験場近くで少なくとも2本の坑道の掘削を始めたと報じた。

 北朝鮮は2006年10月と2009年5月に豊渓里で核実験を実施している。聯合ニュースによると、この韓国政府高官は「北朝鮮が3度目の核実験の準備をしている明らかな証拠だ」と述べた。

 この韓国政府高官はまた、地下核実験を行った坑道は再利用できないため、北朝鮮は複数の坑道を掘削し、最も良い坑道を選んで核実験を行うつもりだろうと指摘するとともに、北朝鮮の次の核実験ではプルトニウムが使われる可能性が高いと付け加えたという。米国と韓国は、北朝鮮は核爆弾6~8個分のプルトニウムを保有していると推定している。(c)AFP