【2月18日 AFP】リビアで17日、「怒りの日」と名付けた反体制デモが行われ、医療関係者によると第2の都市ベンガジ(Benghazi)では、デモ隊と治安部隊との衝突によりこれまでに7人が死亡した。

 最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が率いる独裁体制に抗議するデモは3日目に突入した。

 ベンガジでの裁判所前では、法律家らも憲法の制定を要求するデモを行った。

 衝突は首都トリポリ(Tripoli)南西の都市ゼンタン(Zentan)でも複数の場所で発生、政府庁舎が多数放火されたと伝えられている。

 交流サイト「フェースブック(Facebook)」上であるグループが行った「怒りの日」のデモ参加の呼び掛けにアクセスした人は2万2000人を超えた。

 首都トリポリの状況は落ちついており、海に近い「緑の広場(Green Square)」で親体制派の集会が開かれ、バスで到着した学生らが参加した。(c)AFP