【2月3日 AFP】野党勢力からの退陣要求が高まるイエメンのアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領は2日、終身大統領制を可能にする憲法改正案を凍結すると表明した。

 北イエメン時代の1978年から政権の座にあり、2013年で任期が切れるサレハ大統領は、議会で演説し、「任期は延長しない。(大統領の)世襲制にも反対だ」と言明。デモの中止を求めた。

 首都サヌア(Sanaa)では前週末まで、大統領の退陣を求めるデモがほぼ毎日のペースで続けられてきた。野党指導者らは、3日を「怒りの日」とし、全国規模の反政府デモを行うと予告していた。

 野党指導者らは、サレハ大統領の発言には満足しておらず、3日のデモは予定通り行うとしている。(c)AFP/Hammoud Mounassar

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