【1月18日 AFP】韓国知識経済省は17日、暖房にかかる電力削減のため、公務中に温かい下着を着用するよう公務員に通達した。

 これによると、緊急省エネ計画として全省庁と国営企業は午前11時から正午までと、午後5時から6時までの間、暖房を切ることになる。政府庁舎内の温度は18度以下に維持することとし、当局者が各建物を巡回して室温を監視するという。

 当局は公務員に長袖下着を着用するよう推奨している。知識経済省高官は「手本を示そうという試みだ。いまの(暖房使用状況)が続けば、国全体で深刻な電力不足になるおそれがある」と語った。

■記録的寒波で電力需要急増

 崔炅煥(チェ・ギョンファン、Choi Kyung-Hwan)知識経済相は前週、この冬の電力需要が記録的に高い水準に達したため、停電が起きる可能性もあると語っていた。

 ソウル(Seoul)は16日、気温がマイナス17.8度と10年ぶりの寒さとなり、市内を流れる漢江(Han River)も大半が凍った。

 南西部の港湾都市、釜山(Busan)では16日、96年ぶりの寒さとなるマイナス12.8度まで落ち込み、ホームレスの男性1人が死亡している。また、南東部の金海(Gimhae)でも同日、水道管が凍結で破裂して一時断水した。(c)AFP

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