【1月13日 AFP】菅直人(Nobuko Kan)首相夫人の伸子(Nobuko Kan)さん(65)は12日、都内の日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of JapanFCCJ)で講演を行った。「生まれ変わったら夫とは結婚しない」と述べ、政権運営や低支持率に悩む首相に「きつい」メッセージを贈った。

 手加減のない鋭い発言で知られ、首相に「家庭内野党」とも呼ばれている伸子夫人は、メディアや野党からの批判を受けた時に首相をどう励ましているかと聞かれると、「私は叱咤(しった)激励ではなく『叱咤叱咤』が多くて、手加減もしないといけないかなということはございますが」と応じた。菅首相は国会へ行く時、国会は好きではないが、伸子夫人と議論するよりは楽だと言って出かけるというエピソードも披露した。

 生まれ変わったら2度と菅氏と結婚しないと思う理由について聞かれると、「もう1回同じことをしても面白くない。全然違う人生を送りたい」と説明した。

 伸子夫人は昨年出版された『あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの』というタイトルの著書の中で、首相は着こなしのセンスがなく、料理もできず、最初の施政方針演説はまったくの落第点だったと記している。

 経済運営と外交に対する世論の不信感から、菅政権の支持率は低迷している。しかし伸子夫人は、首相に「支持率にマイナスはないんでしょ」と励ましたという。

 さらに「夫婦とも脳天気とも言えますが、できることをやって玉砕するのはいいが、『支持率が悪い』とか、ある種のいじめのような批判をされて、やめるのはありえない。あってほしくない」と述べた。

 菅首相と伸子夫人はいとこ同士で結婚40年。30代の息子2人がいる。(c)AFP