【11月3日 AFP】米カリフォルニア(California)州で2日、中間選挙と併せて実施された住民投票のうち、注目を集めていたマリフアナ合法化の提案は反対多数で否決される見通しとなった。米テレビCNNは反対57%、賛成43%で否決されたと報じている。

「提案19号(Proposition 19)」と呼ばれるこの提案は、21歳以上の人に1オンス(28グラム)までのマリフアナ所持と、最大25平方フィート(2.32平方メートル)までのマリフアナ栽培を認める内容。

 可決していれば初めてマリフアナが完全に合法化されるところだった。マリフアナ合法化の支持者は若者が中心で、高齢者には反対者が多かった。来年1月に任期を終えるアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)同州知事もマリフアナ合法化に反対の立場だった。

 同提案を発議したリチャード・リー(Richard Lee)氏は、「これだけ多数の州民がマリフアナの合法化に賛成票を投じたことは大きな勝利だ」と否決の事実にもくじける気配は見せず、2年後の住民投票で再挑戦する意欲をみせている。(c)AFP/Michael Thurston