【10月21日 AFP】米バラク・オバマ(Barack Obama)政権は20日、サウジアラビアに対し過去最大規模となる総額600億ドル(約4兆8600億円)の武器売却を行う計画を、議会に通告したと発表した。

 中東で軍事的脅威を増しているイランをけん制する狙いもあり、米国務省のアンドリュー・シャピロ (Andrew Shapiro)次官補(政治・軍事担当)によると、今後15~20年間で戦闘機、ヘリコプターなどを売却する。

 内訳はF15戦闘機84機、攻撃ヘリコプター・アパッチ(Apache)70機、同ブラックホーク(Black Hawk)72機、小型ヘリコプター36機のほか、JDAMなどのレーザー誘導爆弾(スマート爆弾)や、ヘルファイア(Hellfire)、サイドワインダー(Sidewinder)といった短距離ミサイルも含まれている。(c)AFP/Christophe Schmidt