【10月18日 AFP】前原誠司(Seiji Maehara)外相は18日の参院決算委員会で、中国がレアアース(希土類)の輸出を止めたことなどを挙げ、尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)の領有権問題での中国の対応を「極めてヒステリック」と表現した。

 週末には中国で反日デモも起きる中、対中強硬派として知られる前原外相は、9月初頭の尖閣諸島沖での中国人漁船船長の拘束に対する中国側の対抗措置について質問され、「中国のとった対抗措置は極めてヒステリックなものではないか」と答弁した。

 また、レアアースについては、中国商務省が禁輸措置をとっていないとしているものの、「現時点でもまだ正常に戻っているとは言い難い」と語った。(c)AFP