【10月2日 AFP】菅直人(Naoto Kan)首相が、1日の所信表明演説で中国に対し「国際社会の一員として適切な役割と言動を期待する」と述べたことに対し、中国外務省の馬朝旭(Ma Zhaoxu)報道局長は同日、「両国関係の大局を大切にすること」を望むとの談話を発表した。

 馬報道局長は、「中国は一貫して日本との関係の発展を重視している。日本が中国とともに両国関係の大局を大切にしていくことを希望する」と述べた。

 尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)での漁船衝突事件をめぐり、日中両政府は3週間以上にわたり、非難の応酬を続けてきた。(c)AFP