【9月30日 AFP】イタリア下院は29日、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相の事実上の信任投票となる主要政策方針の賛否を問う採決を行い、賛成342で可決した。

 採決の前、連立政権から離脱した議員グループが賛成に回ることを表明しており、可決が濃厚になっていた。賛成票は可決に必要な票数を33票上回った。

 今年7月、ベルルスコーニ首相と対立していた与党・自由国民党(PDL)のジャンフランコ・フィーニ(Gianfranco Fini)下院議長が下院議員34人、上院議員10人を引き連れて離党。連立政権は過半数割れとなり、今回否決されればベルルスコーニ首相の辞任は必至だった。(c)AFP