【9月14日 AFP】来日中のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)米カリフォルニア(California)州知事は14日、東京駅からJR東日本の最新型新幹線「E5系」の特別車に試乗し、東京・大宮間を60分かけて一往復した。

 グリーンの流線型車体の「E5系」は、先頭車両の先端が15メートルもあることから「アローライン」と呼ばれる。試乗を終えたシュワルツェネッガー知事は、東京駅で出迎えた前原誠司(Seiji Maehara)国土交通相に、「走行は非常に静かで滑らかで、乗り心地は快適だった」との感想を語った。

 カリフォルニア州は、2030年をめどにロサンゼルス(Los Angeles)・サンフランシスコ(San Francisco)間で年間9000万人を輸送できる高速鉄道網を計画していることから、日本は最新型新幹線の売込みを図りたい狙いがある。

 シュワルツェネッガー知事はその後、都内のスーパーマーケットも訪れ、「カリフォルニアのセールスマン」として、日本の消費者に向けて同州産ワインや農作物をアピールした。同日夕刻には離日し、中国から始まったアジア歴訪最後の訪問地となる韓国に向かう。(c)AFP/Harumi Ozawa

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