米メリーランド(Maryland)州のアンドリュース空軍基地(Andrews Air Force Base)で「エア・フォース・ワン」に向かうバラク・オバマ(Barack Obama)大統領(2010年8月31日撮影)。(c)AFP/TIM SLOAN
【9月1日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は8月31日、同日行うイラク駐留米軍の戦闘任務終了のテレビ演説について、「(この演説は)ウイニングランにはならない」と語った。
オバマ大統領は現地時間8月31日午後8時(日本時間9月1日午前9時)、ホワイトハウスの大統領執務室(Oval Office)から国民に向けてテレビ演説する。イラク駐留米軍の戦闘任務は米軍のイラク進攻から7年半に及んだ。
テレビ演説を前にオバマ大統領は同日、米テキサス(Texas)州のフォートブリス(Fort Bliss)陸軍基地を訪問し、「戦闘段階は終了した」と語る一方で、「まだ多くの仕事が残っている」と述べ、同日予定されるテレビ演説について「ウイニングランにはならない。自画自賛はしない」と述べた。
イラク駐留米軍の戦闘部隊の撤退を終え、イラクに現在駐留する米軍兵士は5万人未満となった。しかし、イラクでは自動車爆弾や銃撃戦の急増で数百人規模の死者が出ており、いまだ多くの人がイラクの将来に不安を感じている。
イラクのヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相は、イラク国民に向けた演説で、イラク軍と警察が今後は同国の治安を担当することを強調し、予定通り2011年に米軍が完全撤退することに自信を示した。
「きょうは全イラク国民の記憶に残る日だ。きょう、イラクは主権国家、独立国家となったのだ」(ヌーリ・マリキ首相)
しかし、イラクは3月の総選挙から連立協議が難航しており、新政権がいまだに発足していない。(c)AFP/Stephen Collinson

