【6月27日 AFP】20か国・地域(G20)首脳会議出席のためカナダ・トロント(Toronto)を訪れたバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とデービッド・キャメロン(David Cameron)英首相は26日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のイングランド対米国戦が引き分けに終わったことから、賭けていたそれぞれの地元のビールを交換した。

 キャメロン首相のヘリコプターに技術的なトラブルが生じたことから、2人はオバマ大統領のヘリコプターで一緒に、先に主要国(G8)首脳会議(ムスコカ・サミット)が行われたカナダ、トロント(Toronto)郊外のムスコカ(Muskoka)からトロントに移動した。両首脳の顔合わせは前月キャメロン首相が就任してから初となった。

 2人は12日に行われたW杯グループリーグでのイングランド対米国戦の結果に、それぞれの地元のビールを賭けていた。試合は1対1の引き分けだったため、オバマ大統領は地元シカゴ(Chicago)の銘柄「グース・アイランド312(Goose Island 312)」、キャメロン首相はロンドン西部オックスフォードシャー(Oxfordshire)の自らの選挙区で造られている「ホブゴブリン(Hobgoblin)」を持参して交換、両国の「特別な関係」に乾杯した。

 オバマ氏は報道陣を前に「アメリカではビールは冷やして飲むものだから、飲む前に冷蔵庫に入れるよう首相に助言した」と冗談を述べた。

 またオバマ氏は両国関係について質問を受けると、キャメロン首相と「強い協力関係を築いた。この後数か月、数年経つうちに、この特別な関係は必ずもっと強力なものになっていくだろう」と述べ、キャメロン氏も同意した。

 キャメロン首相は7月20日にホワイトハウス(White House)を訪問する予定になっている。(c)AFP/Katherine Haddon

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