【6月11日 AFP】国民新党代表の亀井静香(Shizuka Kamei)金融・郵政改革担当相は11日未明、民主党が郵政改革法案の今国会での成立を見送ったことを受け、閣僚を辞任すると発表した。

 亀井氏は記者会見で、「民主党との約束を破られ、履行できなかった。代表として責任を取る形で閣内から出る」と述べるとともに、菅直人(Naoto Kan)首相に既に辞任の意向を伝えたことを明らかにした。

 だが連立政権は維持する意向で、後任には亀井氏が推す同党の自見庄三郎(Shozaburo Jimi)幹事長が就任する見通しだ。

 両党は、郵政改革法案を今国会で成立させることで合意していたが、民主党は10日、参院選後の臨時国会に先送りすることを決定した。(c)AFP