【6月10日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は9日、米国などが提出した対イラン追加制裁決議案を賛成12、反対2、棄権1の賛成多数で採択した。

 ブラジルとトルコが反対し、レバノンは棄権した。イランに対する制裁決議は、ここ数年で4回目となる。今回はロシアと中国の後ろ盾は得たものの、4回の制裁決議で最も賛成票が少なかった。

 今回の制裁決議は、船舶検査のほか、武器禁輸の拡大、ウラン採掘など核開発関連の諸活動の禁止、渡航制限と資産凍結の対象に40団体を追加することなどを盛り込んだ。

 米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は決議について「外交の扉を閉じるものではない」と強調したが、タジキスタンを訪問中のイランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は国営イラン学生通信(ISNA)に対し、「決議はイラン国民にとってこれっぽっちの価値もない」と述べ、無視する構えを示した。

 同大統領は以前、決議が採択された場合は、安保理常任理事国にドイツを加えた6か国と行っている交渉を打ち切ると警告していた。(c)AFP/Gerard Aziakou