【4月22日 AFP】東京地方裁判所は22日、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)首相の元公設第1秘書、勝場啓二(Keiji Katsuba)被告(59)に、禁固2年、執行猶予3年の判決を言い渡した。支持率が20%台に突入した鳩山内閣にとって打撃になるとみられる。

 勝場被告は2008年までの5年間に、鳩山首相の資金管理団体などの収支報告書に虚偽の記載をしていたなどとして、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われていた。勝場被告は鳩山氏自身の関与は否定したが、自身の起訴内容については全面的に認めていた。

 鳩山首相自身も政治資金規正法違反容疑で市民団体に告発されている。嫌疑不十分で不起訴となっているが、検察審査会(Committee for the Inquest of Prosecution)の決定次第では鳩山首相が起訴される可能性も残っている。(c)AFP