【3月31日 AFP】中国政府から日本人男性死刑囚の死刑執行の通告を受けたことに対し、平野博文(Hirofumi Hirano)官房長官は30日、「懸念」を表明した。執行されれば、1972年の日中国交正常化以来初めてとなる。

 中国政府は日本政府に対し、2006年に覚醒剤2.5キログラムを中国から日本に密輸しようとしたとされる日本人の男の死刑をまもなく執行すると通告していた。

 平野官房長官は定例の記者会見で、「(日本の)国民の感情をかんがみるとあまりいい影響が出ない。そのことの懸念を表明する」と話したが、「中国の司法の問題だから、日本が『それはけしからん』と言う問題でない」とも述べた。(c)AFP