【12月27日 AFP】「北朝鮮の人権改善」を同国政府に訴えるため北朝鮮に入国した米国の活動家ロバート・パク(Robert Park)さんが、その後、同国で拘束されていることが分かった。パクさんがリーダーを務める北朝鮮の人権擁護活動団体「Freedom and Life For All North Koreans 2009」のメンバーが27日、明らかにした。

 メンバーの1人は匿名を条件に、「現在パクさんからの連絡は途絶えているが、彼は生きていて北朝鮮当局に拘束されて取り調べを受けているとの情報を得た」と語っている。

 パクさんは、25日に中国と北朝鮮の国境である豆満江(Tumen River)を公式な許可を得ずに徒歩で渡り、団体のメンバーがその模様をビデオ録画していたという。ビデオ映像と静止画像の写真は28日に公表される予定だ。

 この件に関して北朝鮮はコメントを発表していない。(c)AFP