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イラン、イラク南東部の油井占拠を認める あくまで自国領内と主張

  • 2009年12月20日 09:12 発信地:テヘラン/イラン
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イラク南部アマラ(Amara)に近いハルファヤ(Halfaya)油田のイラク人作業員(2009年12月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/ESSAM AL-SUDANI

【12月20日 AFP】イランとイラクの国境に近いイラク南東部のファッカ油田(Fauqa Field)の4号井をイラン軍部隊が占拠したとイラク側が非難している件に関して、イラン軍司令部は19日、占拠の事実を認めたがあくまでこの油井はイラン領内にあると主張した。

 イラク国営の石油会社サウス・オイル・カンパニー(South Oil Co)は前日の18日、イラン軍兵士がイラク領内にある油井を占拠し、イラン国旗を掲揚したと発表していた。ファッカ油田の推定埋蔵量は155万バレル。

 イラクのモハマド・ハジ・ハムド(Mohammad al-Hajj Hamud)外務副大臣はAFPに兵士十数人と技術者からなるイランの部隊は19日も4号井にとどまっていると語った。この油井が占拠されたのは初めてだが、イランは過去にもイラクの油田技術者の作業を妨害したことがあり、1974年には油田の掘削も行ったという。

 ハムド副外相は、18日にバグダッドに駐在するイラン大使を呼んで即時撤退を要求したとともに、イランのテヘラン(Tehran)に駐在するイラク大使をイラン外務省に向かわせ、同様の要求を行ったことも明らかにした。また1か月後にはイラク南部のシャトルアラブ川(Shatt al-Arab)沿いの地域で陸上・海上の国境を決めるイランとの合同委員会の作業が始まることになっていたという。

 米軍によると、この油井はイランの国境警備施設から約500メートル、イラクの国境警備施設から約1キロの位置にあるが、この油井がイラク領内にあることは両国間で合意済みだったとしている。また、両国が共に領有を主張している地域にはさらに5つの油田があるという。

■原油価格は上昇

 この問題を材料に18日の原油先物相場は上昇した。ニューヨーク(New York)の原油先物は2010年1月物で前日比71セント高の1バレル=73.36ドル、ロンドン(London)の北海ブレント原油の2月物は同38セント高の1バレル=73.75ドルで取引を終えた。(c)AFP/Aresu Eqbali

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